ラグビー早慶戦

11月23日に行われたラグビー早慶戦をテレビで観戦。もちろん、明早戦に向けて早稲田に全勝で来てほしかったのだが、慶応のすばらしいディフェンスを観ていたらどうでもよくなってきた。

試合は、早稲田が敵インゴールに3度もボールを持ちこみながらトライならず、慶応も(テレビの解説者いわく)オフェンスでミスが出て繋がらず10-8のロースコアで慶応の勝利。

インゴールに持ち込みあとはグランディングするだけ、と言う場面が前半の早稲田に2度もあったがトライできなかった。「グランディングするだけなら、赤ん坊でもできる」と言うことなかれ、だ。慶応の執拗なプレッシャーがあったからこそミスしたのだ。慶応のオフェンスが分断されたのも早稲田のプレッシャーがあったからこそ。

ミスが多い試合は凡戦である、と思っていたが必ずしもそうではない、と思った。同じようなことは先日のプロ野球の日本シリーズでも感じた。第5戦だったか、延長15回で引き分けた試合だ。この試合では何度も送りバントをミスして決勝点をあげることを双方出来ずに引き分けた。もちろんミスなのかもしれないが、送りバントをさせまいとする守備側のプレッシャー、さらには日本シリーズと言う最高の舞台故の緊張感が、バントを失敗させたのだから、これはこれで名場面であった。あの試合を凡戦と言う人はあまり居ないだろう。

なんにしろ、昨日の早慶戦は素晴らしい試合だった。12月第一日曜日の例年行事もすばらしい試合を期待したい。