iPhone/iPod touch のすごいこと

普段、iPod touch を持ち歩いてる。すごく良いデバイスだと思うけど、好きかと言われれば No だ。完成度が高すぎてちょっとつまらない。でもすごい。

昨日、iOS を 4.2 にアップデートした。アップデートで追加される機能で私が使えそうなものはない。あまりアップデートの意味は無いんだけど、もしかするとバグフィックスとか性能改善が含まれているかもしれないので、とりあえず実行。

アップデートは無償で提供された。すごい。今回のアップデートはメジャーアップデートではないかもしれないが、バグフィックスだけでも無い微妙なアップデート。しかし、先日の iOS 4.0 へのアップデートは大幅に機能改善された。それでも無償。やっぱりすごい。先日来、IS01 のメジャーアップデートが断念されて、auやシャープに対してあちこちで非難轟々だが、たぶん Apple のこのすばらしい対応がスマートフォンのあるべき対応としてユーザに認識された故の非難なんだろう。ユーザにとっては素晴らしき対応だが、他のキャリアやメーカーにとってはハタ迷惑な話なのかもしれないね。

ただ、以前のエントリにも書いたが、長い目で見れば、手放しで歓迎できる状況ではないと思ってる。ソフトウェアはやっぱり無償で(永遠に)提供されるべきだなんてユーザが思い始めたら、ソフトウェア産業にとっては痛手だ。AppleはOSを無償で提供してもビジネス的にそれ以上の見返りがあるからそうしたのであって、すべてのキャリアやメーカに同様の対応を押しつけるのはちょっと酷だと思うのだ。その辺のことはおいおい書きましょう。